【報告】南相馬市住民12月集団申立の件 東電,センター和解案受諾

原子力賠償紛争解決センターに係属している南相馬集団申立て(昨年12月28日申立て、本年4月16日和解案提示)の件、本日、東京電力側から回答がありました。

 

本件(34世帯、130人)についてセンター和解案を受諾するとの回答です。

 

これにより旧緊急時避難準備区域の避難者・滞在者の賠償問題がようやく1歩進んだことになります。

 

特に、事故後一度も避難できずに自宅での滞在を余儀なくされた方や,いったん避難をしたものの数か月で自宅に戻らざるを得なかった方の精神的苦痛慰謝料が避難者と同様に支払われることは、彼らの今後の生活再建に大きな希望を与えるものと評価できます。

 

なお、本件はチャンピオンシップ方式をとっており、6名の代表者を元に審理を行いました。よって、本和解案は、これらの審議を元に和解協議の枠組みを示したものであり、実際に34世帯、130名の具体的和解金額は今後協議していくことになります。

 

 

 

これまでの詳しい経緯は原発被災者弁護団ホームページ4月12日、4月16日、5月11日、5月14日、5月16日の【報告】をご参照ください。