【追悼】横山 渡 弁護士

追悼 横山 渡 弁護士

  本年8月27日、当弁護団員である横山渡弁護士(東京弁護士会所属・43期)がくも膜下出血により急逝されました。

55歳の若さでした。 横山さんは、当弁護団結成後、間もなくして入団し、原発事故により深刻な被害を受けた被災者のために精力的に弁護活動をしてきました。

また、集団被害事件では、飯舘・長泥、小高、渡利、比曽の各集団チームに所属し、中心メンバーとして積極的な活動をしてきました。

横山さんは、明るく楽しく誰からも愛される賑やかな人柄でしたが、一方、根は真面目で正義感が強く、誠実な人物でした。常に原発被災者に寄り添うという思いから、現地に出向いて直接困っている人に会い、その土地の風土に触れ、被害を実感することを原点として弁護活動を行っていました。

そしてその思いを源として、熱心に法理論や知識を身につけていました。 横山さんを失ったことは当弁護団にとって大変大きな損失です。無念でなりません。

しかし、我々は横山弁護士から原発被災者へ寄り添う気持ちと被害は回復されるべきという正義感を引き継ぎ、進んで行こうと決意しました。

横山さん、当弁護団活動への多大な貢献、本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠り下さい。 

                          合 掌