【報告】衆議院文部科学委員会で,蕨平集団申立ての和解案一部拒否について質問

【報告】衆議院文部科学委員会で,蕨平集団申立ての和解案一部拒否について質問

 

2014.6.18

 

 6月18日,衆議院文部科学委員会で,井出庸生衆議院議員(結いの党)が,蕨平集団申立ての和解案を東京電力が一部拒否している問題について,質問をしました。

 

 井出議員は,原子力損害賠償紛争解決センターの和解案が,線量や除染状況など,蕨平地区の具体的事情について審理をした上で出されたものであること,これに対し東京電力は「賠償実務に混乱を生じさせる」という理由で拒否をしていること,東京電力のかかる対応が,東京電力自ら新・総合特別事業計画で述べている《和解仲介案の尊重》《和解仲介手続の迅速化に取り組む》との誓約に反したものであること,このような東京電力による和解案の拒否を許し,和解仲介手続が打ち切りとなれば,原子力損害賠償紛争解決センターの存在意義が問われること等を指摘しました。

 

 下村文科大臣は,一般論としつつも,東京電力は自らが表明している《和解仲介案の尊重》の趣旨にかんがみ,誠意ある対応をすべきと述べました。

 

 東京電力の石崎副社長は,《和解仲介案の尊重》を改めて表明し,誠心誠意,被害者に寄り添い,個別の事情をしっかり伺って賠償業務を迅速に進めたい,と述べました。

 

 質疑の内容は,衆議院インターネット審議中継でご覧になれます。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44032&media_type=fp

 

開始から約2時間25分~2時間53分が該当の質疑です。

 

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